それは、些細なことが積み重なって起こった・・・
もう、二度とオークランドへ帰れないかと・・・
その日、56は友人3人と、ゴルフの小さな試合に臨んだ。
最近、絶好調の56。 先々週は72(ベストスコア)を出し、優勝する気満々。
Home course [Chambarain golf clob] に会場入り。
結果は、ベストグロスで3位。 76。 すごい嬉しかった。
ニアピン2個も取り合わせて30ドルゲット。
テンションも自ずからあがりつつ、試合会場を後に。
以前より欲しいゴルフクラブがあったので、ゴルフショップへ。
すると、思いがけない僥倖で、欲しかったクラブを親しい店員から貸し出してもらうことに!
喜び勇んで、韓国料理屋にいっちゃうか! と56。
この時・・・すでに俺の車に異変が起きていたことをまだ私、56は知る由もなかった・・・。
レストラン着、ちょっと贅沢気味にカルビ定食19ドルを注文。
旨い飯、良いスコア。 気分がよい。
夕食後、「ちょっとゴルフの練習でも!?」
などと、56は調子に乗り、北島にあるゴルフ練習場へ。
その帰り道、ついに56の車に異変が!!
ガス欠。
ランプが点いていたのは知っていたんですwwwwwwwwwwwwww
でもね、でもね! もうちょっといけるかなと思ったけど、高速でガス欠!!!!w
冬。 大雨。 勿論傘無し。
その中を、ずぶ濡れになりながら、歩いて2キロ先のスタンドまで。
セーターを着忘れホント寒い。
やっとの思いで、ガスを買い戻る。
今度はタンクの口と、給油口が合わなくてテンパル。
新聞紙でノズルを作り、「早く! ガソリンが染みこまない内に!」と急かす。
その時、タンク内部からノズルが飛び出てきて一同苦笑。
気を取り直し、給油。
ブルン! ブルルルル ぷすん。
車に詳しくない56は掛からないエンジンに怒るも、ガス抜きというのをやらなければならないらしく、しばらく挑戦。
ブルン! ぶるるるるるるるっる!
あ! 点いた! ってことで出発。
空転。
今度は路肩に止めたせいで、タイヤがぬかるみに嵌って空転wwww
まじ、出れなくなって泣きそうになるも、友人二人が土砂降りのなか車を押してくれる。
10分程格闘した後、路面に戻ったところで、エンジン再び停止。
15分ほど、待つ事になり待機していたら・・・
ウウーーーーー ウウーーーー。
警察登場。
この国は路肩に止めてると罰金を喰らうのでいよいよ泣きが入る。
ポリス「へい、お前らここでなにやってんだ!」
56「ガス欠。 今買って来て入れたところ、ちょっとしたらでるよ」
ポ「ノー。 お前らは今すぐでなければならない。 エンジンを掛け続けろ!」
56「わかってるって。 ちょっと待っててよ。」
ポ「No! you have to!」
はいはい。 ってことで、キーを回し続けること3分程。
バッテリーが切れる。
泣くどころか死ぬしかないと思う。
56「みろ! お前がドアを開けたまま喋るから車内灯がつきっぱなしでフッラトバッテリーじゃないかよ!!」 切れる56。
ポ「そんなことしらねーよ。 もうお前に出来る事は無いんだから牽引するぜ。」
こっちは、牽引の際、牽引車を呼ぶ。
牽引代は130ドル。 そんなの払いたくない!
56「俺マジ金無いから!!」
ポ「うるさい! だまってろ!」
車に帰るポリス、凹む俺。
その時!
ゴン!
へ? 何今の? と思い後ろを見ると俺の車にパトカーがぶつかってるwwwwwwwww
56「ちょっと!w これが牽引かよ!
事故じゃん!w」
もう笑うしかないw
そのまま高速を降りる。 なんか後ろのスピーカーが「右に曲がれ!」とか言いながら押してるけど、このまま直進したらガソリンスタンドなのでスルー。 またぶつかってくるし。
ガソリンスタンド間近まで行き左折。
そこでめっちゃ警官に注意されたけど、もう反省する気力も体力も無い。
友達を呼んで、チャージして帰宅。
事件発生から3時間してようやく帰れました・・・。
オークランドが遠かった・・・・・・。
でも、風邪ひいた。
教訓。
ガソリンは常に入れろ。
後日譚
現地人曰く「お前の罰金は1000ドル超えててもおかしく無かったよ。」
寒気がw